永年の夢、ビーチボーイズのライブに行ってきました。
最近はUKものばかり聴いていますが、
ビーチボーイズは若かりしころ同じくらい聴いていたり
コピーしたサウンド。
オリジナルメンバーもブライアン・ウィルソンがまず表には出なくなり
サーフサウンドを提案したグループの中で唯一のサーファー、
デニス・ウィルソンや大好きだったカール・ウィルソンがなくなり
その後は主要メンバーがバラバラになって活動するなど
しばらくはグループとしては崩壊状態だったのです。
それがこの結成50周年という節目に奇跡的に再結成。
日本にも来ると言うではありませんか。
10年くらい前にビーチボーイズ名義で一部メンバーの来日の話があって
それでも嬉しくてチケットを入手したものの中止になったり、、
半信半疑ではありましたが、
一ヶ月近く前のNHKのSONGSでの
メンバー和気あいあいのインタビューを見て、今回は確信したのでした。
会場は千葉 幕張のQVCマリンフィールド

。
会場は午後3時。4時半から前座のライブがあり7時からビーチボーイズ。
仕事を途中でまかせ、でかけましたが前座から観るにはギリギリタイム、、、
駅からスタジアム

までは、思っていたより距離があって
しかも夏らしくとてもとても暑かったですけれど
気持ちも高ぶってこの空もカリフォルニアまで続いているのだと思ったり♪

会場

に到着。
今日のライブを高揚させる看板などがないのはちょっとさみしかったけれど、、

すでに前座の星野源さんのライブが始まっているようで
会場外まで響いていました
このライブまで星野さんを不覚にも知らず、
あわてて行く前にチェックしましたが、
曲も良いしこのビデオも楽しいので時間が合えばぜひ見たかったのですが、、、
ちょっと間に合わなかったのが悔やむところ、、
思い直して
前評判の高かったプログラムが欲しかったので、長蛇の列に並んで購入。
そして会場へ。
張り紙には
写真&録音はプロ用機材のみ禁止。
本国なみにおおらかです。
iPhoneがあってよかった。
座ってすぐ前座2組めの「AMERICA」

記憶の中からよみがえるむかし聴いていた曲の数々、、、
ウェストコーストらしい
エバーグリーンななかにも哀愁のある
前座ではもったいないくらいな曲ばかり。
クリストファー・クロスがサプライズゲストで加わって
彼のハイトーンボイスが泣けるメロディを聴けたりと
とても良いライブでした。
そして休憩
グラウンドの上にはアルコールの持ち込みができないので、
スタンドで合間の?燃料クイックチャージ。けっこうまわってました。
まあ、ご当地のライブはアルコールだけでなくて
ド○ッグやり放題というのが常(らしい)ですから
まだまだかわいいものだと、、、?
空も暗くなりいよいよ真打ちの登場、、

7時の定刻を少しすぎて
メンバーが登場するや全オーディエンスの夢の始まり!
大喝采


とともにスタート。
たぶんほとんどの誰もが夢にまで見たフルメンバーのステージは
はじめからフルスロットル状態!
とても70歳を越えた人たちの演奏とは思えない若さと力強さ。
ホントにアメリカらしい大排気量のホットロッドのようでした。

特にフロントマン、マイク・ラヴのエンターティナーぶりは
まさに聞きしに勝る感じで、かなりノっていました。
実は押し出しの強さが今まで好きではなかったのですが、
今回で撤回かな。
曲すべてが数え切れないほど聴いていた曲ばかりなので、
すべてが心地よく、
一般ウケするサーフサウンドばかりでなく
時に名盤ペットサウンズからの曲があったりで
気がつけば感涙むせぶばかり、、、、
演奏する方も笑顔のアイコンタクトがしっかり。
なんだ、みんな仲が良いじゃないですか、、
オリジナルメンバーでないブルース・ジョンストンにしても
実はバリーマニロウのヒット曲「歌の贈り物」の作曲者だったり
侮れないのですが、この日はオーディエンスを煽る陽気なオジサンでした
そして想うのはデニスとカールがここにいないこと、、、
と、それを察してか?(実はきちんとセットリスト通りだったのでしょうけど)
マイク・ラヴはこれからデニスとカールに唄ってもらうと、、
まずはバックのモニターにデニスを映し出し彼のボーカルにのせて
「FOREVER」をシンクロ演奏。
泣かせる、、
そして次はカール。私が一番好きな曲「God Only Knows」をやってくれました。
(↓これは生前のライブ映像です)
それからもたたみかけるようにヒット曲とオールディーズのカバーが続く、、
御大ブライアン・ウィルソンだけはあまり笑顔を見せなかったけれど、
「KOKOMO」ではクリストファークロスが再登場してカールのパートを歌ったり、
アメリカのメンバーもいっしょになり
最後はスピード感のある「FUN FUN FUN」で大団円。

2時間弱ではありましたが、内容は33曲!
あのメンバーの演奏を聴けたことに価値があるという感じで
心地よい風を感じながら帰途に。
帰りは、せっかくアメリカの国民的グループを聴いた帰りなので
お腹が空いたのを少し我慢して都内に戻って
心当たりのあるおいしいハンバーガーショップで締めました。